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( ´H`)y-~~【コラム】知の両極化

( ´H`)y-~~さて、今日はちょっと趣向を変えて、ここ数日考えていた、川嶋氏の著作絡みの騒動に関して。


1月2日にも書いたように、川嶋擁子ワトキンズ氏が書いた自伝的小説がアメリカで教材として使われるようになり、その中の「戦後の朝鮮人による日本人に対する暴行」が、在米韓国系父兄や韓国人に問題視され、反対運動が起こったわけだが、普通に考えて、(一般の朝鮮人がそこまで酷くなかったと仮定しても)中にはそうした事例もあっただろうし、所詮は個人の体験に基づく記述であり、「そうしたこともあったかも知れない」で済む話なのではないかと思う。


こうした体験談は多く、翻訳掲示板でも日刊hitkotで有名な婦警萌えのhitkot氏が関連のスレッドを上げていた。


【さぁ皆さん。歴史を掘り起こしましょう。】

【さぁ皆さん。歴史を掘り起こしましょう。2nd】

【さぁ皆さん。歴史を掘り起こしましょう。3rd】


ところが、韓国人はこの本を非難し続けるし、韓国政府までもが


【『ヨーコの話』:外交通商部、昨年9月州政府に是正要求】(朝鮮日報1月18日)


と、過剰とも思える反応を示す。


この原因については翻訳掲示板でtokoi氏も以下のように指摘している。


【Yoko本に関する一考察】



韓国人は何故このような奇妙な言動を取るのか?それを理解する鍵は、韓国人の原始的な世界観にあると思われる。通常、我々は問題を考えるにあたって、事実をその出発点とする。この問題で言えば、「朝鮮〜人はかかる犯行を犯したか」という命題が真か僞かをまず先に考える。僞であると信じる場合は事実関係の検証を行なって自分達の潔白を主張することになるであろうし、真であると認めるならば、著作に対する批判をやめるか、あるいは犯行そのものは認めた上で「自分達を苦しめた日本人に対する正当な報復」と主張することになるであろう。そのいずれも、ということはまずありえない。

しかし、韓国人がこうした思考をすることは極めて希である。彼らは大抵「自分が是か否か」「自分が正当か不当か」「自分が優位か劣位か」といった二分法が出発点となっており、それが全てである。そして、その答えは是/正当/優位であると決まっている。従って、この結論が導かれるならば、途中の過程は何でもよく、「事実か否か(罪の否定)」と「事実をどう評価するか(罪の相対化)」は同じ次元の問題となるのである。さらに言えば、彼らにおける「事実」とは、自らを是認することを指し、被害者であるべき朝鮮〜人を加害者として描くこと自体、「事実に反する」ことなのである。そのことは、教科書問題の際に韓国政府が事実関係の記述のみならず、評価に関る記述をも「歪曲」として抗議してきたこともうかがえよう。彼らが事実関係の否定と罪の相対化、矮小化を同時に行なえる理由は、かかる思考形態によるものと思われる。



この、韓国人の世界観・韓国人の思考形態については、kimuraお兄さんも色色目にした範囲から言って妥当だと思うし、また、小倉紀蔵氏の「韓国は一個の哲学である」(講談社現代新書)においても、道徳志向として指摘されているが、韓国人の世界認識における道徳とは、現実に影響力を持つ価値観であり、より、「道徳的」である者が韓国人の「ウリ世界」においては評価されるという性質がある。


だから、根拠も薄弱、かつ、著書内容の事実関係には微塵も影響を与えないのに、


【'洋子' お父さん 731部隊最高位幹部疑惑】(朝鮮日報1月18日)


などと、著者の「道徳性」を非難するわけだ。


その性質故に、韓国の掲示板をのぞいてみても、口々に自民族の「不道徳」な過去を必死で否定し、「日帝」の悪行をクローズアップさせて、相対的に道徳的優位に立とうという思考形態に基づく非難の書き込みが圧倒的に多くなる。


また、こうした意見を表明することで「ウリ世界」の中で、より、道徳を体現するという意味合いからも、「道徳性の競争」のように、非難が過熱するという傾向があるのではないかと思う。


さて、ここからが本題。


これらの韓国的世界認識は、必ずしも「現実」と適応しない。韓国内部でさえ、「韓国人の朱子学的世界観に基づく限り、現実には解消されない欲求不満=恨」が大きな問題となるし、国際的にも日韓の諸問題に見るように、話がかみ合わなくなる。(ex:「法的に解決済み」vs「心からの反省がない」)


しかしながら、最近の韓国人の一部には、こうした現実との整合性がない価値観から脱却しつつある者も見られるようにはなってきた。


【【外信コラム】ソウルからヨボセヨ「2030世代」】(産経新聞1月15日)


において、久保田るり子氏も近年の韓国の若者の動向について報じている。kimuraお兄さんが目にした範囲でも、日本に対する非難というベクトルは変わらないが、相対的に合理的な認識の文もあったし、そうした意見は過去にも紹介してきたと思う。


無論、大多数は、李氏朝鮮時代と変わらない朱子学的な価値観が支配する「ウリ世界」の住人であるし、相変わらず「道徳性の競争」に励んで、こうした少数の合理的意見を、根拠もなく非難する者が多い。


韓国では、貧富の差が広がり、「両極化」が大きな社会問題となっているが、実は「知」の部分においても「両極化」が起こっているようではある。


例えばニューライトの一部に見られるような、我々にも理解可能な意見も韓国にはあると言うことは記憶しておくべきであろう。


韓国あるいは韓国人を見るときに、性急に「韓国人だから」というレッテルを貼るのではなく、思考形態の合理性をもって判断したいと思う今日この頃ではある。…ま、その結果、「韓国の大多数、韓国一般はやっぱアレ」という結論に至る可能性は否定しないが。(笑)


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( ´H`)y-~~この「知の両極化」、日本でも起こっているような気がしないでもないボクだよ。


takeshima dokdo dokto tokdo tokto(竹島(takeshima)プロジェクト参加中)

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Tracked on January 24, 2007 11:23 AM

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