( *H*)y-~~チャングムの真実【韓国文化:歴史】
( *H*)y-~~んー。なんか最近やる気が出ない…しかし、クリスマスのイベントにそなえて頑張るぞ!
さて、今日のネタは国内から。ボクがよく取り上げる古田博司先生のコラムを。
【【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 増殖する韓国の「自尊史観」】(産経新聞12月17日)
>近頃、会合で話をすると10人に1人位は韓国時代劇チャングムのファンがいて、物語をそのまま史実だと思いこんでいることが多いので、正しておきたい。
>ドラマでは李朝時代は色彩にあふれているが、ほんとうは顔料がないので民間に色はない。(中略)李朝は清朝や江戸時代と異なり、技術革新を嫌い、低レベルの実物経済で500年もの統治を可能にしたのであり、どこに似ているかといえば、いまの北朝鮮に似ている。
>韓国の歴史教科書について、最近では韓国の学者の間でも批判が出始めている。日本がやってきて、せっかく李朝期にあった韓国近代化の芽を摘み、植民地期にひたすら収奪したという論はもはや無理の限界に来ている。批判には、「このような収奪論には実証的な根拠が確実ではないという問題点がある。コメは日本に収奪されたのではなく、経済論理に従って日本に輸出されたのであり、それにともなって日本人を含む韓半島(韓国人は朝鮮半島をこう呼ぶ)全体の所得が増加した」(教科書フォーラム編『代案教科書 韓国近・現代史』2008年3月)と書かれてある。
( ´H`)y-~~近年のニューライト系の動きや、そもそも一部の日本左翼が韓国人の「ウリ中心主義」を助長したという指摘もあって、考えられさせる部分が多い。
でもまあネットでは以前から知られてきたことも多いし、このブログでも取り上げてきたようなことではあるけど、だんだん世間でも浸透してきたのかなと。
さてさて、ところでボク的なポイントは「韓国時代劇チャングムのファンがいて、物語をそのまま史実だと思いこんでいることが多い」という部分。…韓国ドラマの時代考証がかなりダメダメなのは今までも何度も取り上げてきたけど、割と面白いのでもう一回取り上げてみよう。
とくに、チャングムに関してはこういう記事を過去に取り上げた。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2004/06/0406j1129-00001.htm(朝鮮新報2004年11月29日)
〈朝鮮史を駆け抜けた女性たち⑥〉 実在の医女、李朝実録に10回登場、長今
宮女―王の私生活が営まれる九重宮闕に囚われの身同然で衣食住に使役される女性を主人公にすえたドラマが話題である。
中略
「長今」という名前は、中宗実録に10回ほど登場する。ほとんどが賞を受けた記録で、米や豆を王が下賜したという内容である。それ以上「長今」という宮女については、詳しいことは分かっていない。
王の主治医であったかどうかはもちろん謎だが、中宗39年(1544年)に「余の病については女医が知っている。お前たちは退出せよ」と大臣達に言ったという記録から、このドラマの脚本家は「長今は王の主治医になったんだと思った」と、雑誌のインタビューに答えている。この解釈について、専門家は懐疑的である。
中略
また、「大長今」の「大」の字は、並外れて素晴らしいという意味ではなく、同姓同名の混乱を避けるため、「体の大きいほうの長今」と、漢字で記録したのであろうというのが専門家の意見である。実際、先のインタビューで脚本家は「100%創作です」と、言い切っている。
( ´H`)y-~~もし信じていたファンの人がいたら残念ですが、100%創作だそうです。(笑)
また、2005年にボクが取り上げた連合ニュースの記事(リンク切れ)では、韓国歴史ドラマについて、制作者が「史料不足などの問題点は積極的な想像力で解決」とか「実は古代史は実質的な考証が不可能だ. このために作家の 想像力を通じてファンタジー化できるという長所がある」などと言っていたりするわけで…まあ、まさか今時そんな人は居ないと思ってたけど、もし「物語をそのまま史実だと思いこんでいる」なんて人がいたら、「残念ですがファンタジーなんだそうです」と教えて上げましょう。www
( ´H`)y-~~昔はこういう脳天気ネタだらけだったのに、最近、しんきくさいネタが多くてねぇ。