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( ´H`)y-~~韓国の生きる道【備忘:時事】

( ´H`)y-~~さて、今日は韓国人にとっての韓国のあり方という問題を扱った論文を2本ほど。先ずは、2ちゃんねるでも紹介された東亜日報の記事から。





原文
http://www.donga.com/fbin/output?n=200905050239&top20=1
翻訳
http://j2k.naver.com/k2j_frame.php/japanese/www.donga.com/fbin/output?n=200905050239&top20=1

(東亜日報5月5日)

日本モデルを真似る戦略は必至だろうか?

「どうして、我が国は亡び、強大国である中国は阿片戦争後没落の一途なのに、3国の中で一番遅れていた日本が明治維新を経験してから、今日のように力強い国になることができたのか。何の理由で日本は近代化に成功したのか?」(キム・スンヨップ)

東洋史学界元老の問題意識は過去100年以上を貫いて来た重大な質問だ。今までその答は「近代の優等生である日本、半劣等生である中国、そして最大の犠牲者と同時に劣等生である朝鮮(韓国)」という千編一律的図式だった。だから優等生である「日本を真似る戦略」は必至のように感じられたし相当な成果をおさめた。しかし状況が変わった。

●成功した日本、半分の失敗の中国、落伍者韓国?

何より中国、韓国の力量が急成長したことが決定的だ。今日の現代化した中国を「失敗した歴史」と言う史家がいるか。それに韓国の急成長はどう説明しようか。日本の境遇も以前のようではない。早い近代化を達成し世界2位の経済大国に成長したことは事実だが、新しい文明の規準を提示したり道徳的国家の地位には至ることができなかった。相変らず太平洋戦争をもたらした歴史の陰から自由ではない。

冒頭に記した元老史学者の問題意識は19世紀パラダイムに過ぎないという指摘がされている。19世紀の歴史を再照明する21世紀的なパラダイムが必要だ。このため東アジア歴史学者たちの共同研究結果が最近、創作と批評社から全4冊出刊された。「近代の分かれ道」シリーズだ。

中略

-今日中国を失敗したと表現することは難しくなった。それなら日本が失敗した歴史か?

「不具(ママ)の成功だと整理したい。ひるがえって見れば日清戦争は確かに日本にとって利益だった。しか、当時成功と映った露日戦争は日本を大国主義に流れるようにした決定的な敗着ではなかったかと思う。実際、露日戦争で日英同盟が壊れて出口のない日中戦争にはまった。問題は相変らず日本が自己反省ができないという点で、日本自ら対外膨張政策で自滅するという点を認定しない。」

中略

-もう少し具体的にどんな発展戦略か?

「大国主義を止揚して小国主義戦略を見直すべきということだ。私たちの中に隠された大国主義指向が今日までも影響を及ぼしている。独立新聞にある早く富強した国になって清を破り、遼東半島を取り戻そうという式の主張が出ることや、今日世界7大強国、10台強国の話しをすることが代表的だ。しかし、確かに穏健開化派たちにも小国主義的伝統があったし、大韓帝国の中立化政策につながった。21世紀には民主主義と平和主義という小国主義、あるいは私たちにふさわしい中型国家の伝統が世界利益と合致する真正な国益概念になることを確信する。」

(訳文は2ちゃんねるのものを使用)




( ´H`)y-~~2ちゃんでは「3国の中で一番遅れていた日本」とある部分に突っこみ入りまくりwww


「事実関係の認識から間違ってるんだからどーしょーも無い」と言ってしまえばそれまでだが、考え方としてもっとバカバカしいのは国家の問題に「道徳性」を持ち出してくること。www


だから、日本にとっての安全保障上の問題としての半島問題や、わが国の利益を守る上で重要な海上交易路の確保とかの「現実」ではなくて「膨張主義」などという結論になるわけで。


でもまあ「日本モデルを真似る戦略は必至だろうか?」「小国主義戦略を見直すべき」 というのは、以前のウリナラマンセーよりは多少は現実にすりよったかな、と思わなくもない。w


もう一つ。朝鮮日報から。





原文
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/05/05/2009050500944.html
翻訳
http://j2k.naver.com/k2j_frame.php/japanese/news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/05/05/2009050500944.html

(朝鮮日報5月6日)

"韓半島,中華(中華)注意に中毒… 世界情勢認識できなくて"

李三星(51) 翰林大教 授が東アジア 2000年の歴史を国際政治学籍視覚で整理した 《東アジアの戦争と平和》(一筋社)を出した.前近代時代を扱った 1冊と 19世紀·20世紀初を縛った 2冊を合わせて,1500ページが超える大作だ.太平洋戦争と 6·25 戦争など 20世紀を扱った 3冊も今年の 10月頃出刊する.

こ の膨大な著作で特に人目を引くことは西欧学界が殖民秩序の変形位に見做して来た中華秩序が実際では東アジアで強大勢力と弱小社会たちの間の戦争と平和を規 律する国際的規範と秩序だったと評価する書き入れ時だ.この教授は "強者と弱者が存在する現実を受け入れながらも搾取的植民主義秩序を避けて,朝貢(朝貢)と冊封(冊封) 体制という国際的規範を通じて弱小社会が自律性を維持する平和体制を開発した成果を認めなければならない"と言った.

それでもこの教授が中華体制を肯定的だけで見るのではない.中華体制に対する過度な沒入は現実感覚を落としたと指摘する.

中略

2001年 800ページが超える著書 《世界とアメリカ》を使ったこの教授は韓国社会理念的葛藤の原因に指目される限り·米同盟に対しても "アメリカ を線(善)や悪(悪)で見る根本主義的視覚から脱して戦略的事由の次元で眺めなければならない"と強調する.親米と反米,皆すぎるほどイデオロギー化され たことが問題という指摘だ.李三星教授は "21世紀東アジア平和のために限り·米同盟が重要なことは事実だが,アメリカ以外の国家に対しても指摘創意力と関心を維持しなければなら ない"と言った.




( ´H`)y-~~李氏朝鮮が「朝貢(朝貢)と冊封(冊封) 体制という国際的規範」にとらわれて、新たな国際秩序に対応できなかったことが問題だったという意見は翻訳掲示板とかでも日本側がよく言っていたことのように思う。


そして現在、東西冷戦構造崩壊以降、国際秩序の変化の荒波にあって、韓国も、その進む道を考えつつあるわけで、単に日本の真似じゃダメということになってきたらしいが…どうも韓国人的にはやはり「アジアのバランサー」論が魅力であるように見える。


しかしながら、この半島にとっての安全保障という問題、大陸との長大な国境線やこれまた長い海岸線という両方の問題に直面するわけで…いくら「中立」とか言っても、それは「利害が関係する周辺諸国に対抗しうる実力がある」ということが条件であるから…果たして韓国人が望むような形での国際秩序が構築できるものかどうか、あまり希望的観測はしない方が良いかも知れない。


←(`・ω・´)y-~~まあ、押しまい。


( *H*)y-~~なんか、いろいろ100年前に戻りつつあるような気が。w

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