( *H*)y-~~大衆迎合主義とメディア【韓国時事】
( *H*)y-~~さて、韓国では6月に統一地方選がある。政権の中間評価という側面もあり、次期大統領選を占う意味でも注目される選挙で、例えば前回は盧武鉉政権下での左派の退潮を印象づける結果となった。
この、統一地方選挙に関連して韓国の野党はこういう公約を掲げたのだとか。
【進歩VS保守、無償給食の実施範囲めぐり対立(上)】(朝鮮日報3月9日)
>無償給食の全面実施をめぐる論争が、6月2日の地方選挙を前に、保守・進歩両陣営間の「福祉論争」に発展している。興味深いのは、保守側は庶民に限定して無料給食を実施しようと主張しているのに対し、進歩側は富裕層まで含め階層区分なく支援しようとしている点だ。
>全面施行に慎重な姿勢を示す教育科学技術部は、「各種の支援策が既に存在しており、お金がなく給食費を払えない低所得層はほとんどいない」と主張している。しかし各種の世論調査で、無償給食の全面実施は60-80%台の賛成を得ている。そのため野党側は、無償給食の問題を地方選挙の勝負所に定める戦略だ。
>韓国政府と保守陣営は、無償給食の全面拡大について、「給食は果たして、不十分な公教育を強化するなど他の教育懸案よりも急ぐべき問題か。典型的なポピュリズム(人気迎合主義)だ」と主張している。
【進歩VS保守、無償給食の実施範囲めぐり対立(中)】(朝鮮日報3月9日)
【進歩VS保守、無償給食の実施範囲めぐり対立(下)】(朝鮮日報3月9日)
>保守陣営も、普遍的福祉の論理そのものを否定しているわけではないが、「当座の増税なしに普遍的福祉を推進するのでは、増大する財政的負担に耐え難い」という立場だ。
>進歩陣営は、「財政自立度が低い地域に属する全羅北道・慶尚南道では既に実施しており、ほかの市・道も、地方自治団体長の意思さえあれば可能だ」(李鍾杰〈イ・ジョンゴル〉議員)と主張している。また一部では、「4大河川整備事業のための予算22兆ウォン(約1兆7567億円)の一部を回すだけでも、無償給食は解決する」と指摘している。
>これに対し保守陣営は、「給食費を無料化するというのは、税負担を増やしたり、ほかの福祉を減らすといった問題に発展する。無償給食をめぐる論争は典型的な朝三暮四の主張」と反論した。
( ´H`)y-~~左派陣営が学校給食全面無償化を公約に掲げ、世論調査でも高い支持を得ているが、政権サイドでは財政的負担を理由に全面実施には難色を示しているという話。
パク・ジェジュン(whpd)
昔も今もポピュリズムの帝王民主党..最も難なく力案らで庶民層支持得る方法とかそうだよ..しかし,市民らは皆知る。君たち停滞(正体)..それで君たち支持率がその形起こったこと..あきれる民主党ゴミら..言葉が出てこないということ
チェ・ギョンファン(chemath)
学校会費がすべての学生に無料であるように給食もすべての学生無料で食べさせろ。鋭敏な青少年期に誰かはお金を出して食べて誰かは無料で食べさせたら,無料で食べる学生たちしょげる。これはハンナラ党が誤りを犯すこと合う
ソン・キヒョン(kkh814)
金持ちの家子供や貧困一戸子供やある食卓に座らせてご飯を食べる教育こそ生きた教育です平等の実践だその金惜しんでオ取って使おうと?四大河川にくんで注ぐ?これはポピュリズムもいいえ国税を浪費することでもなくて当然国家が実践しなければならないことだ
( ´H`)y-~~韓国一の右翼新聞のコメント欄らしく野党の人気取り公約を批判する意見もあるが、無償給食への賛成意見も多い。
朝鮮日報以外の保守系大手新聞も社説で批判していたりする。
【[社説]「無償天国」の選挙公約、国民が被害者】(東亜日報3月10日)
>6・2地方選挙を控え、ばらまき公約があふれている。教育分野では、小・中学で環境にやさしい無償給食を実施し、大学の授業料を画期的に引き下げるという公約が、代表的なポピュリズム公約だ。
>韓国の財政投資の効率性は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、最下位の水準だ。財政危機に陥ったギリシャなどの南欧国家より効率性が劣る。事情がこうであるにもかかわらず、与党と野党が互いにばらまき公約乱発競争を繰り広げることになれば、国の財政事情はさらに悪化し、後世に莫大な借金を残すことになる。
【【社説】無償給食は票を狙った典型的なポピュリズム】(中央日報3月10日)
>韓国は過去20年間、派手な公約の後遺症に苦しむ経験をしてきた。無償給食の賛否も結局は有権者が選択する問題だ。親庶民を標ぼうした野党が「負担能力が十分にある中産層の児童にまでなぜ無償給食を提供するのか」と主張する理由は何か。票狙いにすぎず、結局は庶民の児童の教育予算削減につながらないのか。こうした質問を無視したまま無償給食という甘い政治的公約を主張し続けるなら、それはまさに恥知らずな言動だ。
また、朝鮮日報ではこういうコラムも。
原文
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/03/08/2010030801844.html(朝鮮日報3月8日)
[パク・セイル コラム]この国で民主主義が成功するだろうか
大韓民国で果たして民主主義が成功することができるだろうか。 私たちは1960年代から始まった産業化の成功で中進国先頭走者になったし,これを背景に1980年代民主化にも成功した。 それならすでに民主化に成功したがなぜ民主主義の成功の可否を問題にするのか?
一般的に政治的後進国で民主主義が成功しようとするなら二段階をすぎなければならない。 一つが'民主化'の段階で次が'自由化'の段階だ。中略
民主化を越えて自由化まで成功しようとするなら二種類障害を越えなければならない。 一つがポピュリズムで他の一つが急進的多元主義だ。 ポピュリズムは'政治的扇動家'が登場して多数国民の情緒に迎合したりその感性を刺激して私益を追求して公益を破壊する政治形態だ。 国政がこのように人気迎合的に運営されれば法と原則は無視されて国家利益は毀損される。 首都分割,革新都市建設,'金持ち減税'という(のは)用語,無償給食主張などが典型的ポピュリズムだ。 国民を愚民化するこのようなポピュリズムが生い茂れば自由化すなわち自由民主主義は徐々に失敗することになる。
自由化を防ぐもう一つの障害者急進主義は'社会的過激派'が登場して声が大きい少数を組織化して沈黙する多数を威嚇して国家の基本秩序と価値を破壊する社会形態だ。急進主義が盛といえば無鉄砲'ごり押し方法'が公権力を蔑視して法治主義を破壊する。裁判所で判事に指差しして,路上で警察を殴打して,学校で教師たちに卑劣な言葉することが頻繁になる。国民を暴民化するこのような急進主義が盛んでも自由化は失敗する。
民主化以後このようにポピュリズムと急進主義が現れればこれ以上'異性(理性)・合理・妥協の政治'は不可能になりひたすら'感性・分裂・対決の政治'だけ乱舞することになる。 '国家経営型政治'は門を閉めて'権力闘争型政治'だけ大手を振るう。 政治が国民と国益のためだという自分目的を失って少数扇動政治家らの私有物になってしまう。 それで国政は無限漂流する。
それからにはポピュリズムと急進主義が互いに手を握って国家財政,すなわち国民税金に対する略奪を始める。 特定集団や特定地域のためのばらまき公約が乱発されて, 声大きい集団や地域のため'国民税金むやみに与えること'競争が起きる。 それで財政赤字と国家借金が急増して,その結果国家信用が墜落してついには国家不渡り事態を招く。 自由民主主義だけでなく市場資本主義の失敗まで追い立てる。 一言で国家失敗だ。実際19世紀末経済成功国だったアルゼンチンが20世紀前半期ポピュリズムと急進主義の登場により大墜落を経験した。
( ´H`)y-~~しかしながら、韓国でも庶民の生活は相当苦しく、こうした甘い公約への支持も大きい。韓国人が過去の左派の後先を考えない公約の後遺症から学ぶか、それとも相変わらずの反応を示すのかは分からない。
また、ポピュリズムだとして批判する保守系メディアも結局は左右の党争という構造の中での反論ではあるし、過去においては言論権力と言われネット・世論と対立構造にあった大手メディアの言説が、保守政権になった現在でも、どの程度一般韓国人に受け入れられるかも読み切れない部分はある。
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( ´H`)y-~~しかし、たとえ左右の党争という対立構造の中での言説とはいえ大衆迎合主義への批判がマスメディアから出てくるだけ韓国のメディアの方がマシ那ような気がする…上に上げた朝鮮日報のパク・セイル コラムを読んでいたりすると、どこかの国の政権の末路も見えるような気がしないでもない今日この頃。